世界でもニュージーランドにだけ生息する飛べない鳥・キーウィ。
国鳥にもなっているこの鳥を、旅行中に「なんとか一目見ておきたい!」と思う方も多いと思う。
もちろん野生や野生状態のキーウィを見るのが理想だけど、絶滅危惧種の上に夜行性なのでそうそう簡単にはお目にかかれないのがつらいところ。そこで今日はニュージーランドの動物園や観光施設など、入園料を払えばキーウィが見られるすべてのスポットを挙げてみよう。調べてみたら、キーウィが見れる施設は全部で14もあった。主要都市だけでなく各地に点在しているので、きっとこの内のいずれかを旅行の予定に組みこめるはずだ。
1:ファンガレイ『Native Bird Recovery Centre』
下記の『Kiwi North』のすぐそばにあるファンガレイの『Native Bird Recovery Centre ネイティブバード・リカバリーセンター』。動物園ではなく、何らかの理由で傷ついた鳥たちを保護している施設だ。
ここは、このページで紹介する全14件の中でも最も生のキーウィを間近で見られる施設かもしれない。というのも、片足のブラウンキーウィ「スパーキー君(Sparky)」が飼育されており、実際に羽を触ったり、抱っこしたりできるからだ(※もちろん、寿命を迎えたりしていなくなる可能性も十分あるので、メールや電話で問い合わせてから訪ねよう)。動物園ではない保護施設の特性上、館内ツアーに参加するには予約は必須だが、ツアーでは熱心な飼育員の方からたくさんのキーウィや野鳥のお話が聞け、保護されている鳥たちを間近に見ることができる。メールや電話で予約してから向かおう。※ツアーは有料、週末は休館しているので注意。
HP: whangarei Native Bird Recovery Centre
2:ファンガレイ『Kiwi North』
中が真っ暗な「キーウィハウス」があるのでいつでもキーウィを見ることができる。博物館も併設されているのでファンガレイに行ったら観光がてらに立ち寄りたい。
HP:Kiwi North
所在地:500 State Highway 14, Maunu, Whangarei, Northland
3:オークランド『Auckland Zoo』
オークランド動物園にも薄暗くして夜を再現したキーウィハウスがある。運が良ければ動き回るキーウィが見れるかも!?
動物園の周囲のウェスタン・スプリングスも野鳥がいっぱいで楽しめる。
HP:Auckland Zoo
所在地:Motions Road, Western Springs, Auckland
4:ロトルア『The National Kiwi Hatchery』
Rainbow Springs Nature Parkという施設が閉鎖したあとに同敷地に誕生した「The National Kiwi Hatchery」。全国でも珍しい、キウィの卵やヒナを専門に育てる施設で、入場料はもちろんキーウィの保護に充てられる。キーウィの卵や運が良ければヒナを間近に見れて、訪問してお金を落とすことが保護活動にもつながる!なんてすばらしい仕組みだろう。ほかの動物園と同じように大人のキーウィが放鳥されている真っ暗なキーウィハウスもある。ヒナのシーズンは春~夏の終わりごろまでのようなので、春夏に訪ねてみるのがベストだろう。
HP:The National Kiwi Hatchery
所在地:192 Fairy Springs Road, Rotorua
5:オトロハンガ『Kiwi House』
オークランドから日帰りでも行ける。
ブラウン・キーウィ、リトルスポテッド・キーウィ、グレイトスポテッド・キーウィの3種類を見ることができる。
一日3回の餌やりタイムならより確実!
HP : Otorohanga Kiwi House
所在地:20 Alex Telfer Drive, Otorohanga 3900
6:ネイピア『The National Aquarium of New Zealand』
国立水族館だけどキーウィもいる。「キーウィ・クロース・エンカウンター」は完全予約制なので早めに予約をしておこう。
HP: The National Aquarium of New Zealand
所在地:Marine Parade, Napier
7:ワイララパ『Pukaha, Mount Bruse National Wildlife Centre』
以前はとても珍しいアルビノ(真っ白の)キーウィが見られることで一躍有名になった施設。アルビノ君がいなくなったあとでも、キーウィをはじめ、多様なNZの野鳥を見ることができる。ウェリントンからはちょっと遠いけど、電車でもいけるようなので行ってみる価値はあるだろう。
HP : Mount Bruse National Wildlife Centre
所在地:85379 SH 2, Mount Bruce 5881
8:ウェリントン『Wellington Zoo』
キーウィハウスがあって昼間でもキーウィを見ることができる。
14:30からは「キーウィ・トーク」タイムも。
HP: Wellington Zoo
所在地:200 Daniell St, Newtown, Wellington
9:ウェリントン『Zealandia』
フェンスで森全体を囲った自然保護区。ナイトツアーを予約するとキーウィ探しに参加できる。言ってみれば“半野生”なので100%見られる保証はないが、「なるべく野生状態のキーウィがみたい!」という方には最適の選択肢だろう。
HP: Zealandia
所在地:53 Waiapu Rd, Karori, Wellington
10:クライストチャーチ『Orana Wildlife Park』
薄暗いキーウィハウスがあって、昼間でもキーウィを観察できる。13:30からは職員によるキーウィトーク&餌やりも。
HP: Orana Wildlife Park
所在地:793 Mcleans Island Rd, Mcleans Island, Christchurch
11:クライストチャーチ『Willowbank Wildlife Reserve』
空港近くにある広々とした動物園。キーウィハウスがあって昼間でもキーウィを見ることができる。
ガラス越しではなく間近でキーウィを観れるのがここの特徴。キーウィツアー(要予約)も予約しよう。
マオリのカルチャーショーやハンギ料理などが入園料とセットになったプランもあり、キーウィだけでなく総合的にニュージーランを満喫できる。
HP: Willowbank Wildlife Reserve
所在地:60 Hussey Rd., Northwood, Christchurch
12:クイーンズタウン『Kiwi Birdlife Park』
ゴンドラの麓にある動物園。キーウィハウスがあり昼でもキーウィを見られる。日に5回ある餌やりの時間に合わせればより確実。
HP: Kiwi Birdlife Park
所在地:Upper Brecon Street, Queenstown
13:ホキティカ『National Kiwi Centre』
キーウィハウスがあるので昼間でもキーウィが見られる。
他にも巨大なウナギやツアタラなど、この地方のユニークな生き物の展示も。
HP: The National Kiwi Centre
所在地:64 Tancred St, Hokitika
14:フランツ・ジョセフ『Westcoast Wildlife Centre』
ローウィという種類の貴重なキーウィが見られる。人気の「バックステージ・パス」を購入するとその名の通り舞台裏に入ることができ、より確実にキーウィを見ることができる。
HP: Westcoast Wildlife Centre
所在地:Cowan St, Franz Josef Glacier
最後に:テ・アナウ『Te Anau Bird Sanctuary』※タカへのみ
テアナウのビジターセンターから遊歩道で繋がった無料のちょっとした展示施設。キーウィは見られないが、同じくニュージーランドの飛べない鳥であるタカへが見られ、そのほかにもkeaなどこの地方の鳥たちも見ることができる。
HP: Te Anau Bird Sanctuary
所在地:181/209 Manapouri-Te Anau Hwy, Te Anau
キーウィに関する記事はこちら!
Last Updated on 2022年9月26日 by 外山みのる
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